ポリオレフィン用バルクコンテナが続きますよ。今日は扉側の側面です
EOS 40D EF17-40mm F4L USM 29mm付近 ISO200 F9.0 1/100秒
初期のプライムバルクコンテナは扉側の側面は全面扉があるタイプのコンテナでした。昨日ご紹介した宇広コンテナのWEBサイトを見ると、特殊コンテナとして「フルサイドオープンバルクコンテナ」が紹介されており、IDEMITSUのロゴがあります。ご存知の通り、その会社と某財閥系ポリオレフィンメーカーの合弁がプライムですから、ロゴを変えた状態で走ったりしています。
今回ご紹介するのは「フルサイドオープン」タイプではありませんが、色々と裏事情があるようです。一説によると「フルサイドオープンバルクコンテナ」はポリオレフィンメーカーからユーザーに製品を運ぶ場合はポリオレフィンを充填し、帰りの便ではユーザーから末端製品を需要地に運ぶためにポリオレフィン専用とせずにわざわざコストのかかる汎用タイプにしたとのこと。ただ、帰り便の積載率が著しく低くて空コンテナで帰るコトの方が多かったため、最近は汎用性を無視して専用コンテナ化した、と。ポリオレフィン専用コンテナの場合は内袋をセットするための扉だけあればよいのですな。今日ご紹介するような中途半端な位置の扉は積込・積降のための扉ではなく、内袋セット用の扉なワケですな。いやまぁ噂ですのでホントのトコは判りませんが、説得力はありますね。裏事情まで想像すると結構楽しいです。
よくよく見ると右下に何やらタグがありますね。このコンテナのモノは撮りませんでしたが、別のものを記録していたのでご紹介。
シッカリとCSC SAFTY APPROVAL、すなわち国際コンテナの安全基準を取得していて海コンとしても使用出来る規格を満たしていることがわかります。許容総重量は19,830kgと小さいですが、実質的にポリオレフィン専用なのでかさ密度等を考えると妥当な数字でしょう。
京葉地区では見慣れすぎてツマランと思いがちなポリオレフィンコンテナですが、深いトコまで観察すると楽しい部分もありますな。
「ブログ村貨物列車」でポリオレフィンコンテナも探してみて下さいませ(^^;
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